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有珠山救援活動報告 No.2
このコラムはサンケイ新聞からの転載です。

今週も北海道伊達市からです。現場では、他の人から見ればつまらなくても被災している人の立場からすると重要な、様々な細かい問題があります。避難所では数百人が一緒に暮らしていますが、例えば近くの人の夜中のいびきがひどくて眠れないという悩みもあれば、一日中何かしたくてもすることがなく、何もできない、というものもあります。

避難所の模様

また、避難所ではなく比較的近くに住む親戚や家族の家に避難している人も大勢いるのですが、それが1週間程度ならまだしも、ずっと続くと気も遣いますし、色々な摩擦が生じてきます。ほんとうに大変な状況です。

被災者のかたも大変ですが、ここまで救援活動できている人も頑張っています。全国各地から応援に駆けつける人もいるなか、一方で最も大変なのは活動に従事する地元の人たちなのではないでしょうか。遠くから来ていればいずれは自分のところへと帰っていきますが、これからずっと数年先まで長引いた場合、そこにいる人が最も大変なのは明らかでしょう。

このようにこれから本当に大変な地元の方たちですが、私たち日本緊急援助隊(JET)の活動を温かく支援して下さっている地元の方には大変感謝しています。伊達福音協会の五十嵐先生をはじめとした皆さんは、快く作業に協力して下さっています。

それから、私を応援しに来てくれた人のなかで、最も私を驚かせてくれたのは、実は地元に住む私の父親の教え子でした。彼が私の父の生徒だった頃、私はまだ4歳で、彼がほんとうに私を可愛がってくれたということをかねてから父を通して聞いていました。その時以来の数十年ぶりの再会ですから、さすがに顔のほうはすっかり忘れていましたが、その再会に感激しました。

交通規制の模様

災害とは本当に多くの悲劇を生みますが、その中で何か必ず素晴らしいことを見つけることが出来るということを毎回毎回経験してきました。人々が利害を超えて協力し合う姿を、今回ここ伊達でもたくさん見ることが出来ています。 それでも、災害はほんとうに悲惨です。自宅を離れて不安定な生活を余儀なくされている人にとっては、先行きが不透明なことに大きな不安感を覚えています。

聖書には、神は小さな小鳥一羽のことまで気遣っているのですからが人間であるあなたのことは間違いなくその何倍も気をかけて見守ってくれている、といいような箇所があります。将来が見えなくなっても神がいつもそばにいることを信じれば、いつか必ず希望の光が見えてくるはずです。私たちも、不安感、孤独感に悩む人々のために「心のケア110番」を開設して、力になりたいと頑張っています。神への信仰は先行きが不安なときにこそ大事な役割を果たすのです。

有珠山救助活動に皆さんのご支援をお待ちしております。

郵便振替 00160-7-162438 日本緊急援助隊(JET)事務局までお願いいたします。

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