日本語110番 利用実態基礎調査
■調査名/ジャパン・ヘルプライン利用実態基礎調査
■調査対象/国内外のジャパン・ヘルプライン利用者
■調査方法/電話アンケート
■調査地域/日本及び諸外国
■通話件数/98件(1日平均)
■回線数/54ダイヤル(海外) 51ダイヤル(国内)
■通話内容(1)≪内容項目別比率≫
●Domestic (日本国内での相談内容)
| 生活情報 |
20% |
住宅問題 |
5% |
| 緊急事態 |
15% |
番号案内(NTT電話番号調査) |
15% |
| 入管問題 |
15% |
番号案内(KDD電話番号調査) |
5% |
| 医療関係 |
10% |
いやがらせ/いたずら |
5% |
| 法律関係 |
10% |
|
|
●International (海外での相談内容)
| 生活情報 |
20% |
法律関係 |
5% |
| 緊急事態 |
15% |
番号案内(KDD電話番号調査) |
5% |
| 医療関係 |
10% |
家族問題 |
5% |
| 入管問題 |
10% |
いやがらせ/いたずら |
25% |
| 住宅問題 |
5% |
|
|
■通話内容(2)≪国際電話トラブル関連≫
●Domestic (日本国内でも通話)
- 国際通話料金の請求書の内容説明が分からない
- オペレーターに話が通じない
- 国際電話のかけ方が分からない
- 公衆電話ボックスで国際電話がかけられない
- 国際電話がかけられる専用公衆電話が少ない
●International (海外から日本国内への通話)
- 日本の電話番号を調べてほしい
- 日本への電話のかけ方が分からない
- 日本語で電報を打ちたいがやり方が分からない
■通話内容(3) ≪一般相談事項:ケーススタディ≫
●Domestic & International
- 医者・弁護士を紹介してほしい
- ビザが切れた(パスポートを紛失した)
- 支払ったはずの税金の督促状(勧告書)がくる
- 家庭不和がおきている
- 郵便局・レンタカー屋の場所を教えてほしい
- ホームスティ先でのトラブルが絶えない
- 契約していない請求書が送られてくる
- 日本の宅急便会社の電話番号を教えてほしい
- バスの乗り方が(経路)がわからない
- 保険が切れた
- 交通事故を起してしまった
- 航空券を無くした
◆ジャパン・ヘルプライン利用時間帯
今回の通話時間帯調査では、当初の予想どうり2つの大きな特徴を示した。下のグラフ(Phone Call Timezone) は、1日24時間を8つの時間帯に分け、ジャパン・ヘルプラインの利用頻度を調査したものである。グラフが示すとうり、ジャパン・ヘルプラインの利用率は、午前9時から午後12時までと、午後6時から午前3時までの2つの時間帯に集中する。特に、午後6時から午前3時までの時間帯には、実にダイヤル総数の約55.6%もの問い合わせを受けている。電話相談は意外にも夜間帯に集中する実態を浮き彫りにした数字である。
また緊急事態とは往々にして夜間帯に発生するものである。通話内容(相談内容)は、前ページのジャパン・ヘルプライン利用実態基礎調査の内容項目別比率で取り上げた案件を参照して頂きたい。
しかしここで注目しなければならないのは、午前9時から午後12時までの時間帯にも、ジャパンヘルプラインの利用率が40%近い数字を示している事実である。これはパスポート紛失時の処理や期限切れのビザへの対応、またはホームスティ先でのトラブル処理など、経験と実績を積まなければ対応不可能な相談案件が多数舞い込むためである

◆ジャパン・ヘルプライン利用者年齢
下記のグラフ(Phone Call Age)は、利用者の年齢を10歳ごとに分け、その年齢別による利用頻度を調査したものである。最も利用率が高いのが10歳から19歳までの年齢。
これは最近急増している高校生や大学生の短期留学や語学研修を兼ねた海外渡航時のトラブル相談が多いためである。20歳から29歳も同様による。年齢が高くなるにしたがって、相談内容にも変化が現れ、30歳以上の利用者の場合には地域コミュニティに溶け込めない家族の問題や法律に絡む相談案件が多くなる傾向がある。これは日本人留学生にも該当する問題でもあるが・・下のグラフを見る限り、一定程度の年齢によるばらつきがあるというものの、利用者は全
年齢にわたっていることが分かる。

◆ジャパン・ヘルプライン利用者の国籍
ジャパン・ヘルプラインの利用者を国籍別に分類してみたのが下の表である。この調査は特に、在日留学生からの電話相談が中心のデータではあるが、通話者が全世界に及んでいることが分かる。左から右に向かって利用者の多い国が並んでいる。これらをブロック別に分類してみると、北米ブロク(アメリカ、カナダ)が17.8%、ヨーロッパ(フィンランド、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン)が26.9%アジアブロック(イランを含む、インド、タイ、マレーシア、中国)が26.5%オセアニア(オーストラリア)が8.9%、南米(ブラジル)が6.6%そして日本が13.3%となる。アジアのイラン、南米のブラジルがそれぞれ突出しているのは出入国管理局のデータを見るまでもなく周知の事実である。入国者数の増加とともにジャパン・ヘルプラインの利用者も急増する実態を如実に表している。日本国内の日本人によるジャパン・ヘルプライン利用者が多いのは、在日留学生とのコミュニケーションギャップを解消するために電話相談を持ち込むからである。
| アメリカ |
15.5% |
フィンランド |
11.1% |
オーストラリア |
8.9% |
インド |
6.6% |
| 中国 |
6.6% |
ブラジル |
6.6% |
イラン |
6.6% |
イギリス |
6.6% |
| タイ |
4.4% |
フランス |
2.3% |
カナダ |
2.3% |
ドイツ |
2.3% |
| スペイン |
2.3% |
マレーシア |
2.3% |
オランダ |
2.3% |
日本 |
13.3% |
◆海外の日本語110番利用者の国籍
日本語110番は世界数十カ国に54ダイヤル設置されている。利用者の国籍のうち米国が過半数以上占めているのは、日米関係の緊密さに依るものだけでなく、米国における日本語110番の認知度が極めて高いことも原因の一つだろう。しかし、一方で欧州から日本へのジャパン・ヘルプライン利用者も多い。54ダイヤルが設置されている世界数十カ国各々の地域で、相互にジャパン・ヘルプラインが利用されていることは言うまでもない。
| アメリカ |
67.3% |
スウェーデン |
8.4% |
ドイツ |
5.8% |
イギリス |
4.9% |
| ベルギー |
4.4% |
バーレーン |
2.8% |
オランダ |
1.6% |
ニュージーランド |
1.5% |
| イタリア |
1.4% |
香港 |
1.3% |
カナダ |
0.4% |
シンガポール |
0.4% |
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